ZEB(ゼブ)とは「Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)」の略称であり、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物です。
具体的には、省エネ技術を用いてエネルギー消費量を削減し、再生可能エネルギーを導入して自らエネルギーを創出することで、外部からのエネルギー依存を減らすことが目的です。
ではなぜ今、世界中でZEBが求められるのでしょうか?
地球温暖化に対する世界と日本の目標

2015年に採択されたパリ協定では、「世界的な平均気温上昇を2℃より十分低く保つ」とともに「1.5℃に抑える努力を追求する」ことが合意されました。
このためには、2050年近辺までのカーボンニュートラルが必要であるとされています。
さらに、日本政府は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、その実現に向けた政策や取り組みを進めています。
これには再生可能エネルギーの導入拡大や、省エネ技術の推進が含まれています。
日本のエネルギーは化石燃料に依存している現状があります
日本では2022年度の発電実績において化石燃料による発電が72.7%を占めています。
具体的には、石油が8.2%、石炭が30.89%、天然ガスが33.7%となっています。
ここから今まで日本はエネルギーの大部分を化石燃料に依存してきたことがわかります。
しかしこの化石燃料は有限な資源であり、将来的には枯渇する運命にあります。
現在の消費ペースを考慮すると、石油と天然ガスは約50年後に枯渇すると予測されています。

持続可能社会の実現に向けて

日本では、2050年までに温実効果ガスの排出量をゼロにするという目標が掲げられています。
ZEB化はその達成に向けた重要な手段とされており、持続可能な社会への移行において中心的な役割を果たしています。
そしてZEBの目的である「建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにする」という目標を達成するためには、省エネ技術と再生可能エネルギーの導入が不可欠です。
カーボンニュートラルの実現に向けて
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